「50歳をとうに過ぎている私に、とうてい1億円なんていう莫大な負債を返しきれるわけがない…。」店が潰れて数週間、私は途方に暮れてしまいました。店を潰す時点で、従業員に対する給料未払いなどはなかったため訴訟を起こされる心配はありませんでしたが、それでも1億という金額はあまりに大きく、目の前の現実を受け止めることがなかなかできずにいたのです。
「これから私はどう生きてゆけばよいのだろう。」一時は自殺することも頭をよぎりましたが、年老いた両親を置いていくことなど決してできません。そこで、わらにもすがる思いで私は店を開業させた当時にお世話になった弁理士から、弁護士の先生を紹介してもらいました。状況を一通り説明すると、専門家の視点から先生は「すぐに自己破産の申告をするように」とアドバイスしてくれました。
自己破産には当然、大きなリスクが伴うことを私は知っていたため、少々抵抗がありました。しかし、改めて現実を受け止め、1億円の債務が帳消しになり、借金の取立てに怯える日々から逃れられることを考えると「もはやこの手段しかない」と決意するに至ったのです。
かくしてDさんは断腸の思いで自己破産の申告を決意。ただ、自己破産の申告をするにも費用がかかることをDさんは初めて知ることになりました。
自己破産の申告には、とても長い時間を要します。その間、Dさんにはどんな苦労があったのでしょうか。破産手続き中の生活を中心に、当時の苦労を語って頂きました。
最後に、自己破産をしたDさんから体験者として今債務整理に悩んでいる人達に向けたアドバイスを話してもらいました。Dさんの言葉を参考に、正しい債務整理を選択しましょう。